堆積岩の大きさによる分類
川のはたらきのひとつ「たい積」によって、れき・砂・泥などが積もり積もっていきます。積もったれき・砂・泥の上にまたれき・砂・泥が積もっていくと、その重みで下のものが押し固められていきます。こうしてできた岩石を堆積岩(たいせきがん)といいます。
たい積岩は、たい積が繰り返されることでできる岩石なので、たい積のはたらきがさかんなところ、つまり川の流れが静かなところや海底などで長い時間をかけて出来ます。
このたい積岩ですが、その粒の大きさによって分類されます。
小さいものから、泥岩(でいがん)、砂岩(さがん)、礫岩(れきがん)に分けられます。泥岩・砂岩・れき岩は地層をつくっている岩石の中ではもっともよくみられる岩石です。そして、
泥岩は直径0.06mm未満のもの
砂岩は直径0.06mm〜2mmのもの
れき岩は直径2mm〜のもの
という分け方となります。

堆積岩の成分による分類
一方、たい積岩の分類として、成分で分けられるものがあります。代表例は、チャート、石灰岩(せっかいがん)、凝灰岩(ぎょうかいがん)です。
チャートや石灰岩は、生物の死骸などが固まった岩石で、チャートはうすい塩酸をかけても気体は発生しませんが、石灰岩は二酸化炭素が発生するという違いがあります。
また、凝灰岩は主に火山灰が固まってできた岩石です。
