マグニチュードと震度

地震と一口にいっても、大小さまざまです。日ごろ経験している小さなゆれ程度のものから家屋が倒壊してしまうほどの規模までありますよね。

それでは地震の規模はどのような基準で計られるのでしょう。その基準は2つあり、ひとつは「マグニチュード」、もうひとつは「震度」です。

マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギー)を表し、(M)という記号を用います。例えば、マグニチュード7.3はM7.3のように表します。

一方、震度は観測地点におけるゆれの程度を表し、10段階で評価されます。

ところがちょっと聞いた限りでは、「地震の規模」と「地震のゆれの程度」って同じことなんじゃないか?と勘違いしやすいので、その違いをしっかり理解してくださいね。

マグニチュードと震度

マグニチュードはもちろん地震の規模そのものですから、起こった地震1回に対し1つ決まります。しかし、観測地点でのゆれの程度、つまり震度は起こった地震1回に対しさまざまです。観測地点によって、ゆれの大きいところもあれば小さいところもあるからです。

さらに、震度は観測地点でのゆれの程度を体感的に決めているので、必ずしも震源に近い観測地点が遠いところより震度が大きくなるとは限りません。もちろん震源に近いほうが、観測地点のゆれも一般的には大きくなるでしょうが、その土地の地盤がしっかりしているなどの違いで、感じるゆれの程度も変わってきます。

震度の決め方

震度は体感的に決める、と前にかきましたが、参考までに震度と現象との対応を下に挙げましたので、ご覧ください。震度は観測地点にいる人が感じるゆれと屋内や屋外、さらに建物の状況などによって決められるようです。下の表には、人が感じるゆれと屋内の状況を挙げています。

震度の階級

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